「薄毛になってきた気がするから育毛剤試してみるか」
「育毛剤やっておけば毛は生えてくるでしょ」
「あれだけ宣伝でやってるから、育毛剤なら毛が生えてくるんじゃないの？」
髪の毛がだんだんと薄くなってきたら・・・きっとまず最初に育毛剤を使ってみようと思いますよね？
昔から育毛剤のCMをテレビで見て、薄毛対策＝育毛剤という図式が頭の中にあるのではないでしょうか？
しかし、いくら育毛剤を使っても毛が生えてこない・・・どんどん抜けていくばかり・・・と嘆いている人はいませんか？
それもそのはず、育毛剤には実はAGAを根本的に治す効果はありません。
期待できるのはせめて抜け毛を多少防ぐ、そして今ある髪の毛の成長を助ける、といった程度です。
せっかく高いお金を出して買った育毛剤で、発毛効果がないなんてショックですよね？
「薄毛対策＝育毛剤」という認識がもたらす悲劇は今もなお後を絶ちません。
そうした悲劇が起こるのは主に次の2つの理由からです。
・AGA（薄毛）の原因を正しく理解していない
・育毛剤と発毛剤を混同してしまっている
今回は、AGAの原因を正しく理解していただくために、AGAの原因を解説し、育毛剤と発毛剤の違い、そして「本当にAGA効く」治療法のご紹介、さらに毛が生えてくるおすすめの発毛剤をご紹介していきます。
育毛剤がAGAに効かない理由
では、まずなぜ育毛剤がAGAに効かないのでしょう？
効果が全くないとは言いませんが、多くの方が育毛剤に期待している「薄毛の進行をストップして、毛がどんどん生えてくる」という効果までは期待できません。
理由①：AGAの原因であるDHTを抑制する効果がない
それは育毛剤が、AGAの根本的な原因を解決する効果を持っていないからです。
市販で売られている育毛剤の効果は、基本的には「抜け毛の予防」です。
決してAGAに進行を止めるものではありません。
市販の育毛剤の効果は主に次のようなものです。
・頭皮に栄養を与える
・頭皮環境の正常化
基本的には、「今ある髪を抜けにくくする効果」なのです。
育毛剤には、AGAの原因である男性ホルモンの発生を抑制する効果はありません。
AGAの原因については後ほど詳しく説明しますが、育毛剤にはその原因を解決する効果はないので、根本的に症状を改善する効果はないのです。
中にはチャップアップのように、AGAの原因である5αリダクターゼに作用する育毛剤もありますが、AGAクリニックで処方されるAGA治療薬に比べると効果はあまり期待できません。
さらに、育毛剤のように「塗る」薬で男性ホルモンが関係してくる5αリダクターゼに高い効果をもたらすのは難しいです。
内服薬で、体の内側からホルモンに作用するのが最も効果的です。
理由②：育毛剤は医薬部外品である
「医薬品」と「医薬部外品」の違いをご存知でしょうか？
薬事法により両者には次にような違いがあります。
医薬品：症状の「治療」を目的とした薬で、配合される有効成分の効果が認められている
医薬部外品：一定の効果があると認められた有効成分を含んでおり、主に症状の「防止・予防」を目的として作られている薬
医薬品と医薬部外品には、症状の「治療」と「防止・予防」という決定的な違いがあります。
育毛剤のほとんどは、「医薬部外品」にあたるので、症状の「治療」を目的として作られていないのです。
皆さんが育毛剤に期待する「症状の治療＝薄毛を直して、髪の毛を生やす」という役割は持ち合わせていないんですね。
ここが育毛剤がAGAに効かない大きな理由のひとつになります。
医薬品：症状の「治療」が目的
医薬部外品：症状の「予防・防止」が目的
AGAの原因
では、AGA（男性型薄毛症状）の原因を見ていきましょう。
AGA発生のメカニズム
AGAはここまで何度もお話ししたように、男性ホルモンが原因で発症します。
DHTという男性ホルモンの一種が、正常な髪の毛に対して「早く抜けろ」と指令を出すことにより、正常なヘアサイクルが乱れ、髪の毛が成長しきらないまま抜けてしまうのです。
髪が早く抜けてしまうので全体的な本数も減りますし、成長しきれない髪が増えると、細く・短い毛が多くなり、全体的にボリュームがない印象となってしまいます。
この状態がいわゆる「薄毛」とか「ハゲてきた」という状態です。
その原因となるのがDHTです。
DHTがヘアサイクルを見出し、正常な髪の毛を薄毛へと導くのです。
AGAはどのように対策したらいい？
AGAを根本的に解決するには、悪さをするDHTをなんとかしなければいけません。
AGAの治療では、そのDHTの発生を抑えていきます。
DHTさえ発生しなければ、ヘアサイクルを乱す要素がなくなるので、薄毛が進行していかなくなります。
実は、DHTはもともと体内には存在しません。
DHTは男性ホルモンのテストステロンと、還元酵素である5αリダクターゼが結びつくことによって生成されます。
AGAの治療では、治療薬によって5αリダクターゼの働きを抑え、DHTが発生するのを防ぎます。
AGAの治療薬で有名なプロペシアは、こうした効果があるのです。
プロペシアのような内服薬で、体の中からAGAの原因に作用し、AGAを治療していきます。
DHTが発生しなければAGAの進行は止まり、元の正常なヘアサイクルに戻っていきます。
こうして、AGAの根本的な原因を解決できるのです。
何度も言いますが、育毛剤にはこうした効果はありません。
育毛剤だけを使用していても、うわべだけの対策だけで根本的な原因の解決にはならないことがおわかりいただけたでしょうか。
効果的なAGAの治療方法とは？
では、効果的なAGAの治療法はどのような方法なのでしょうか？
薄毛で悩んでいる人が期待する「薄毛がストップし、髪の毛が生えてくる状態にする」にはどのような対策をすればいいのでしょうか？
実は、プロペシアなどのAGAの進行を止める治療薬だけでは、「髪の毛が生えてくる」という状態にはなりません。
プロペシアなどの内服薬は、あくまで「AGAの進行を止める」治療薬です。
「髪の毛を生やす」という役割は持っていないため、他の治療薬で発毛を促してあげなければ、なかなか髪の毛は生えてきません。
（AGAの進行が止めたいだけであれば、プロペシアだけでも十分効果はあります）
そこで鍵となるのが、「ミノキシジル」と呼ばれる成分です。
ミノキシジルは日本皮膚科学会が発表している男性型脱毛症診療ガイドラインにおいて、プロペシアと並んで最高ランクの効果が認められた有効成分です。
ミノキシジルは血行を促進し、毛母細胞に働きかけ、発毛を促進する効果があります。
プロペシアやザガーロでAGAの進行を止め、ミノキシジルで発毛を促すという、両方の治療をすることで、根本的な解決ができ、且つ皆さんが期待する「髪の毛が生えてくる」という効果が期待できます。
育毛剤と発毛剤
育毛剤を使うにあたって、多くの方が正しく理解できていないのが、「育毛剤」と「発毛剤」と違いです。
先ほども少し触れましたが、育毛剤と発毛剤は基本的な役割が違います。
育毛剤：医薬部外品
発毛剤：医薬品
という違いがあり、育毛剤はあくまで「予防・防止」が目的であり、発毛剤は「治療」が目的で作られています。
皆さんが思う育毛剤の多くは「医薬部外品」にあたるものです。
そうした育毛剤を使っていても、根本的なAGAの治療にはなりません。
一般に「発毛剤」として有名なのが、「リアップ」です。
リアップは発毛促進効果のある「ミノキシジル」が含まれています。
リアップはよく見ると「医薬品」と明記されています。
最近は、リアップの特許期間が終了し、ミノキシジルを配合した「発毛剤」が多く市販されるようになりました。
AGAを本気で治療したいのであれば、そのような「ミノキシジル」を配合した医薬品を選びましょう。
新宿で発毛剤を処方しているクリニック3選
ここまで読んでいただいておわかりいただいたように、市販の育毛剤では根本的な治療にはならないことがほとんどです。
AGAを治療するなら、AGAの専門クリニックで治療薬を処方してもらうのが、最も近道で効果的な治療となります。
では、最後に新宿で発毛剤を処方しているおすすめのクリニックを3つご紹介します。
AGAスキンクリニック
AGAスキンクリニックには「Rebirth」というオリジナル治療薬があります。
この「Rebirth」には、AGAの進行を防ぐフィナステリドや、発毛を促す「ミノキシジル」などの有効成分が配合されており、「発毛」まで期待できます。
育毛剤のような「塗る」薬ではなく、内服薬なので、さらに高い効果が期待できます。
新宿中央クリニック
ミノキシジルを配合した「ロゲイン」という治療薬（発毛剤）を処方しています。
ロゲインは海外の製品ですが、リアップと同程度のミノキシジル含有率でありながらも、安い値段で処方してもらえます。
新宿中央クリニックはロゲインを新宿の中でも格安の4000円で処方しています。
イースト駅前クリニック 新宿院
「アロビックス」という発毛効果のある治療薬を処方しています。
アロビックスはミノキシジルほどの高い効果はないと言われていますが、ミノキシジル系の治療薬よりも価格が安いので、「まずは試してみたい」という方におすすめです。
イースト駅前クリニック 新宿院ではアロビックスを1本1500円で処方しています。
