AGAは男性ホルモンの影響の他にも、さまざまな要因で進行すると言われています。
その中でも大きな1つとして「生活習慣」が挙げられます。
髪の毛は身体の一部です。
身体は食事や睡眠、ストレス、運動などさまざまな要素で作られ、変化します。
髪の毛も栄養が必要であり、その栄養も血流で運ばれます。
そうした栄養や血流も普段の生活習慣から作られています。
このページでは、生活習慣の1つ1つがどのようにAGAと関わり、どのように改善していけばいいかを見ていきます。
食事
食事とAGAの関係
先述した通り、髪の毛も身体の一部です。
髪の毛に必要な栄養素が体内にあって初めて、髪の毛は作られます。
なので、髪に必要な栄養素をバランスよく摂取しなければいけません。
逆に、ファストフードやコンビニのお弁当など偏った食事ばかりでは栄養がしっかりと摂取されずに髪の成長が促されません。
どうすればいい?
髪の毛は90%が「ケラチン」と呼ばれるタンパク質でできています。
ですので、タンパク質が不足すると髪がつくられる素(もと)がなくなってしまいます。
タンパク質を多く含む食事は、肉や魚、豆腐などの大豆食品、卵などが挙げられます。
また、亜鉛やビタミンも髪の毛にとって必要な栄養素です。
亜鉛はタンパク質の合成に欠かせない栄養素で、不足すると抜け毛にもつながると言われています。カキやナッツを積極的に摂取しましょう。
ビタミンの中でもビタミンB群が髪の成長に必要と言われています。
また皮膚の状態を正常に保つ役割もあり、皮脂の分泌にも関係してきます。
ビタミンB2はレバーや大豆食品、ビタミンB6は肉や魚、乳製品に含まれています。
ビタミンは体内でつくることができない栄養素のため、体外から摂取する必要があります。
睡眠
睡眠とAGAの関係
髪の毛は身体の一部だというお話をしました。
身体は睡眠中に成長やメンテナンスが行われると言われています。
特に22時~2時はゴールデンタイムと言われ、この時間を中心に発毛や髪の成長が起こります。
また睡眠不足は、髪の成長期に影響を及ぼすと言われています。
どうすればいい?
ストレートにしっかりと寝ることです。
睡眠不足は髪だけではなく、身体全体に悪影響を及ぼします。
仕事などで睡眠時間が十分に確保できない場合は、睡眠の質にこだわることで、髪や身体の成長を促していきましょう。
ストレス
ストレスとAGAの関係
髪の成長には栄養素が必要です。
栄養素は血流によって毛乳頭に運ばれ、栄養を元に髪の毛が作られます。
人は過度のストレスがかかると、血管が収縮します。
血管の収縮は血流の悪化につながり、髪の毛へ栄養が運ばれにくくなってしまいます。
また、AGAとは違って円形脱毛症とストレスの関係性もよく取り上げられますが、実はストレスは円形脱毛症の直接的な原因ではありません。
円形脱毛症は免疫機能の異常によって引き起こされると言われています。
よってAGAと円形脱毛症も別物だと認識しておきましょう。
どうすればいい?
ストレスと上手に付き合う生活を心がけましょう。
ストレスをなくすというのは社会で生きる限り不可能なので、適度に発散する、過度に抱え込まないといった工夫をどうにかしていきましょう。
シャンプー
シャンプーとAGAの関係
シャンプーは頭皮環境を正常に保つために、適切にやる必要があります。
爪を立てて頭皮を傷つけるような洗い方をしたり、洗い残しがあったり、すすぎが甘いなど、間違ったシャンプーの仕方をしていると頭皮環境を悪化させ、薄毛を招いていきます。
またシャンプー選びにも注意が必要です。
シャンプーには洗浄成分が強い高級アルコール系シャンプーや肌に優しいアミノ酸系のシャンプーなどいくつか種類があります。
肌の弱い人が洗浄力の強いシャンプーを使用していると刺激が強すぎ、逆に脂性の人が洗浄力が比較的弱いアミノ酸系を使っていると洗い残しの原因となります。
どうすればいい?
頭皮に負担をかけない適切なシャンプーの仕方を心がけましょう。
頭皮環境は髪の成長には非常に大切です。
毛穴がフケや皮脂でふさがれて老廃物が排出できないなど、頭皮環境の悪化で脱毛に至るケースもあります。
フケが出るなど頭皮に異常を感じる場合は、医師にシャンプーの相談してみましょう。
その他の生活習慣
運動不足
運動不足は血流の悪化を招きます。
適度に運動をして血の巡りを良くしたり、ストレッチをして血流をアップさせましょう。
喫煙
喫煙も血流の悪化につながります。
AGAは血流が深く関わるため、血流の悪化につながること要因は取り除いていくことが大切です。