AGA治療で手遅れの状態はある!AGAのメカニズムを理解してボーダーラインを知ろう!

ボーダーラインの画像

「今さらだけど、AGA治療をしたい。でもこの状態は手遅れ?」
「薄毛を諦めていたけど、治療できるって聞いたし、やってみようかな」
「かなり薄毛が進んでるけど、これ治療できますか?」

薄毛治療をやってみたいけど、もしかしたら自分の髪は手遅れなんじゃないかと悩んでいる方はいませんか?
もし、それがかなり進行している状態なら正直言ってAGAの治療でも回復は難しいかもしれません。

AGA治療にも、もう手遅れの状態があります。
症状がかなり進行している状態では、AGA治療をしても効果は残念ながら得られないでしょう。
特に「ツルツル」の状態では、AGA治療はほぼ無理と言ってもいいと思います。

しかし、自分の状態はどうなのか?と思い、AGAクリニックへ一歩踏み出せない方もいると思います。
今回は、AGA治療で回復可能なボーダーラインを解説していきます。
合わせて、AGAのメカニズムや治療についても解説していきますので、AGAの正しい知識を得るために是非活用してください!

 

治療が手遅れの状態とは?

結論からお話ししていきます。
AGAの治療が手遅れな状態とは、「毛母細胞がすでに死滅している状態」です。
この状態には2種類のパターンがあります。

 

毛母細胞が寿命を迎えた

髪を生やす組織がすでに寿命を迎えてしまっている状態では、髪を再び生やすということは基本的にはできません。

毛母細胞とは、細胞分裂を繰り返し、髪の毛を作る器官のことを言います。
しかし、毛母細胞は永遠に髪の毛を作り続けるわけではなく、寿命があります。

これにはヘアサイクルという髪の毛が生え変わる周期と関係しており、1つの細胞はこのサイクルを40回〜50回繰り返すと寿命を迎えると言われています。
AGAはこのヘアサイクルを早くしてしまうので、AGAが発症すると毛母細胞の寿命は短くなります。

ヘアサイクルについては後ほど説明しますが、寿命を迎え、すでに役割を終えた状態ではいくらAGA治療を行なっても、意味がないと言えます。

 

毛母細胞が消失してしまっている

もう1つのパターンは、毛母細胞がなくなってしまっているパターンです。
事故などで物理的に損傷を受けて消失してしまった場合や、円形脱毛症などのAGA以外での脱毛症が進行して、毛母細胞が消失してしまう場合があります。

この状態でもすでに毛母細胞がないので、AGA治療を行なっても、再生は期待できません。

 

ポイント
毛母細胞の活動が終わっている場合は、AGA治療をしても発毛は期待できない!

 

 

どうやって判断する?

では、どうやって毛母細胞が死滅しているかを判断するのでしょう?

目視で明らかに髪の毛がない場合は、すでに手遅れてである可能性が高いですが、それほどではなくまだ「薄い」という状態では、専門クリニックのマイクロスコープで確認することができます。
マイクロスコープで確認して、毛母細胞がまだ生きている状態ならばAGAの治療は可能です。
しかし、それでも必ずしも生えてくるとは限りません。
進行していればしているほど、治療は難しくなります。

 

AGAは毛母細胞の寿命を極端に縮める!

毛母細胞は通常40回〜50回程度、繰り返すと言われています。
しかし、AGAを発症するとそのサイクルが早くなり、全体の寿命は極端に短くなってしまいます。

 

ヘアサイクルとは?

ヘアサイクルとは、髪の毛が生え変わる周期のことを言います。
ヘアサイクルとは4つ段階があります。

 

成長期(3年〜6年)

退行期(2〜3週間)

休止期(2〜3ヶ月)

脱毛

 

という4つの段階があり、1本の髪の毛はこの段階を経て、成長し抜けていきます。
脱毛後には、毛母細胞の働きによって新しい髪の毛が生えてきます。

1本の髪の毛について3年〜6年の期間を使い、それを40回は繰り返すのですから、通常では100年以上は髪の毛が生えている計算になります。

 

AGAの毛母細胞の寿命は?

しかし、AGAを発症すると、このヘアサイクルを乱してしまいます。
ヘアサイクルの周期を短くし、1回1回を短くしてしまうのです。

AGAを発症すると成長期が短くなるため、髪の毛が成長期で太く・長くなるところを、そうなる前に退行期〜休止期へと移行してしまい、結果的に細く・短い状態にしかなりません。
そのような細く・短い毛が多くなると、全体の髪の印象として、弱々しく・ボリュームがない状態に見え、いわゆる「薄毛」の状態になります。

AGAを発症すると、ヘアサイクルの期間を1/6程度にしてしまうと言われており、サイクルを早く繰り返すことにより、毛母細胞も早く寿命を迎えてしまうのです。

 

ポイント
AGAはヘアサイクルと毛母細胞の寿命を縮める!

 

AGAの治療は?毛母細胞が活動していない状態では治療が意味がない理由

AGAの治療は、ヘアサイクルを正常に戻すことを基本に行われます。
プロペシアやザガーロという治療薬を使って、AGAの原因物質であるDHTの発生を抑え、正常なヘアサイクルに戻していきます。

しかし、それはあくまで毛母細胞がまだヘアサイクルの活動を繰り返しているのが前提で、毛母細胞がすでに活動をやめてしまっている状態では、治療薬でDHTの生成を抑えても意味がありません。
すでに大元が活動をやめてしまっているのですから。

 

寿命を迎えてしまった頭皮には治療の道はないのか?

すでに寿命を迎えた毛母細胞の場合でも、治療の道はあります。
それが「植毛」です。

植毛は人工植毛と自毛植毛がありますが、日本で行われているのはほとんどが自毛植毛です。

自毛植毛は、自分の髪でまだ生きている毛母細胞や髪の毛の組織を、もう細胞がなくなってしまった箇所へ移植します。

費用は高額になりますが、すでに寿命を迎えた頭皮にも、再び「生える」可能性をもたらしてくれる治療法です。

新宿では、自毛植毛のレジェンドが在籍する「アスク井上クリニック」や、自毛植毛国内シェアNo.1と言われるアイランドタワークリニックに相談されることをおすすめします。

 

<アスク井上クリニックについて詳しくはこちら>

<アイランドタワークリニックについて詳しくはこちら>

 

ポイント
毛母細胞が死滅している場合でも、植毛なら道が開ける!

 

 

早めの治療が鍵(年齢による治療効果の差)

このようにすでにAGAがかなり進行し、毛母細胞が寿命を迎えている状態では治療は困難です。

なので、もしAGAの治療をしたいのであれば、そうなる前にクリニックで治療を受けなればいけません。

AGAは治療が早ければ早いほど、治療効果が現れる可能性が高いと言われています。

「年齢はいつまで?」と気にする方もいますが、年齢はあまり関係ありません。
AGAの進行は個人差があり、20代から発症する人もいます。
ただ、年齢を重ねるとAGAを発症する人の割合が高くなるので、全体で見ると30代〜40代で発症する人が多くなります。

ひとつの指標にするとすれば、ご自身の「抜け毛」です。
抜け毛を見て、長く・太い髪の毛ではなく、細く・短いものが多い場合にはAGAを発症している可能性が高いです。

もしそれに該当する場合は、早めにクリニックへ相談しましょう。

 

ポイント
AGAの治療はとにかく早めにスタートすることが大切!

 

 

薄毛治療は必ずしもフサフサにはならない

最後に、ひとつ注意したいのが「治療=フサフサになる」というわけではないことです。
薄毛治療というとついついそう考えてしまいがちですが、「薄い」状態からフサフサの状態になるのはなかなか難しく、あまりないと思っていた方がいいと思います。

そこを勘違いして、AGA治療は意味ないと言って治療をやめてしまう人もいますが、それではAGAは進行するばかりです。
まずはAGAの進行を止めることを目標にして、プラスαで発毛を目指していきましょう。

また、治療の効果が現れるのも想像より遅いと認識しておきましょう。
治療を開始したらすぐ生えてくると思っている方もいるかもしれませんが、治療の効果が現れるのは半年以上かかるのが普通です。
その前に治療をやめてしまうと、効果が実感できないまま治療を終えてしまうことになるので、長期的な目線で治療に臨んでいきましょう。

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