「最近髪が薄くなってきた気がするからAGA治療っていうのをやってみようかな」
「AGA治療ってよくわからないんだけど、悪い噂を聞くな〜」
「AGA治療って副作用がものすごいんでしょ?」
このように、AGAの治療に興味があるけど、どこからともない噂に漠然と不安を抱いている人もいるのではないでしょうか?
漠然とした不安のため、いまいち一歩踏み出せないでいるという人もいると思います。
「宣伝でやっているようないいことばっかじゃないだろうし・・・」
と、少し調べてみてもクリニックの謳い文句をそのまま鵜呑みにできない気持ちもわかります。
確かにAGAの治療はいいことばかりではありません。
AGA治療の費用は決して安いと言える値段ではありません。
しかし、だんだんと費用が安くなってきている現在、ものすごく高いという額でもなくなってきています。
今回はそのようなAGA治療におけるデメリットと思える点を洗い出し、その実際のところを解説を加えていきたいと思います。
AGAの治療にいま一歩踏み出せないという方は、ぜひ参考にしてみてください!
デメリット①費用が高い
AGAの費用は決して安くありません。
漠然と「高い」というイメージをお持ちの方もいるのではないでしょうか。
保険適用外
AGAの治療は自由診療になります。
自由診療とは、医療保険が適用されない治療のことを言います。
つまり保険が利かないので、すべて自己負担となり、保険適用の診療に比べて高額になります。
1回では終わらない
さらにAGAの治療が高いと言われる理由は、AGAの治療には長期間かかるため、トータルのコストで見ると高く思えるためです。
治療の効果が現れるまでには最低でも半年、長くて3年ほどかかる人もいます。
その間、毎月AGAの治療薬をクリニックに処方してもらわなければいけないので、総額ではそれなりの金額になります。
しかし、スマホの固定費でも毎月かかり、それを年間計算するとかなり額に思えます。
総コストで計算して「高い」と一概に言うのも、少し語弊がある気がします。
中には高額な治療もある
AGAの治療には高額な治療もあります。
例えば育毛メソセラピーですと1回で5万円以上もする治療があります。
他にも植毛ですと100万単位になることも。
これらの治療は高額な分、効果も高いと言われています。
育毛メソセラピーはプロペシアなどと併用すると、発毛のスピードがかなり変わってくるケースが多く見られるので、効果のスピードを上げたい場合は利用するのもいいと思います。
しかし、AGAの治療はこれほどまで高い費用をかけなくても、可能です。
次にAGA治療の代表的なものの相場を見ていきたいと思います。
AGA治療でかかる費用はどのくらい?
AGAの代表的な治療薬といえば「プロペシア」です。
プロペシアの新宿エリアの相場を出してみると「6000円〜8000円」です。
さらにプロペシアのジェネリック医薬品であるフィナステリドの新宿の相場は「3000円〜6000円」程度です。
GAAの治療ではプロペシアやフィナステリドの服用が基本となり、これだけでもAGAの進行は抑える効果が得られます。
これが1ヶ月分の費用なので、それほど高いわけでもないと思います。
現在はAGAクリニックの競争が激化してきており、フィナステリドの初回の処方が1800円というクリニックもあります。
1800円ならお小遣いの範囲内でも十分捻出できる費用ではないでしょうか。
費用が高いというのはイメージの問題であって、現在はそれほど高いわけではありません。
プロペシアの相場:6000円〜8000円(1ヶ月)
プロペシアジェネリックの相場:3000円〜6000円(1ヶ月)
デメリット②効果が現れるのは長い時間がかかる
先ほども少し触れましたが、AGAの治療は1回で効果が出るというものはほとんどありません。
治療の基本となるプロペシアなどの内服薬を飲み続けて、早くて半年、長くて3年ほどで効果現れます。
これを誤解して、すぐに効果が出ると思いこみ、なかなか生えてこないからと治療をやめてしまう人もいるのですが、それでは効果は得られません。
AGAの治療には長期的な視点が必要なので、正しい知識と認識を持って、我慢強く治療を続けていくことが大切です。
デメリット③治療をやめると効果がなくなってしまう
AGAの治療は続けることが必須となります。
プロペシアはAGAの原因物質が生成されないようにする役割があり、プロペシアの服用をやめると原因物質が作られてしまうようになります。
効果が出てきたから治ったと言ってやめてしまうと、AGAが進行してしまうので、服用し続ける必要があります。
デメリット④副作用
どのような薬にも副作用があるように、AGAの治療薬にも副作用があります。
副作用は避けては通れないので、薬を服用する時には正しい知識をもって摂取することが大切です。
しかし、AGAの副作用については正しくない噂が広まっていることもあり、過剰に副作用の心配をしている人も中にはいます。
AGA治療薬の副作用発現率はそれほど高くない
あたかもプロペシアを飲むとかならず副作用が出るような噂を聞くことがありますが、それは正しい情報ではありません。
プロペシアに関しては、副作用の発現率は1%以下というデータが出ています。
つまり100人服用して副作用が現れるのが1人いるかいないかという確率です。
これを高いと取るか、低いと取るかは人それぞれですが、べらぼうに高いという数値ではないと思います。
ザガーロに関しては5%〜10%の副作用の発現率と言われているので、もう少し注意が必要ですが、医師による問診や検査の後に服用するのであれば、それほど大きなトラブルに巻き込まれることもないのではないでしょうか。
しかし、発現率は少ないと言えども起こる可能性はあるので、治療薬は医師の診断の元、正しく服用してください。
副作用で現れる症状は?
では、AGAの副作用にはどのようなものがあるのでしょうか?
代表的なAGA治療薬であるプロペシアの副作用には次のような症状があります。
・性欲減退
・射精障害
・肝機能障害
生殖器系の障害と肝機能障害が主な症状です。
これらに持病を抱えている人は、医師とよく相談してから服用を検討してください。
続いて、発毛効果のあるミノキシジルには次のような副作用が報告されています。
・めまい、ふらつき
・むくみ
・頭皮のかゆみ、湿疹
・多毛症
ミノキシジルは内服薬(飲む薬)と外用薬(塗る薬)があるのですが、内服を利用する場合は血圧の低下による諸症状に特に注意する必要があります。
また、外用薬の場合は頭皮のかゆみや赤みなど、頭皮の疾患系が多く報告されています。
副作用を正しく理解していれば、リスクは避けられる
副作用は確かにデメリットにはなりますが、どんな薬にも副作用はあります。
副作用のリスクを正しく理解していれば、自分が服用するべきではない治療薬はわかると思います。
そのためにはクリニックにて医師の正しい診断の元、処方してもらうことがリスクを避ける一番の道です。
個人輸入で治療薬を買う人もいますが、そうした購入の仕方はとてもリスキーなので利用しないことをおすすめします。
個人輸入で手に入る薬は、薬の中身が保証されていない場合が多いですし(安全が確認されていない薬を飲むのは怖いのではないでしょうか・・・)、正しくない知識の元服用するのは副作用の面でもとても危険です。
AGAの治療薬を利用する場合は、必ずクリニックで処方してもらいましょう。
まとめ
いかがでしたか?
AGA治療のデメリットはいくつかありますが、しっかりと見ていくと噂ほどでもなく、デメリットと言うほどのものもあまりありません。
AGAという症状を正しく理解して、治療にはどの程度の費用がかかるか、副作用はどのようなものがあるかを理解しておけば、後悔しないAGA治療ができると思います。
一人歩きしているデメリットばかりに目を向けずに、総合的に判断して治療を行いたいものですね。