AGAの治療薬と治療法はさまざまなものがあります。診察の段階で医師から口頭で説明されると思いますが、AGAのメカニズムや治療薬の効能は複雑なため、1度口頭で聞いただけでは理解しきれない方も多いと思います。ここでは、各治療薬と治療法についての効果や作用のメカニズム、副作用、服用の際の注意点などを詳しく解説していますので、ご自身が受けている治療などについて詳細ページで確認してみましょう。
AGAの治療は正しい知識があればあるほど、適切な治療を選択することができます。さらに、適切な服用方法や注意点を知ることで治療の効果を高めることができます。正しい知識を持って、自分の力でも発毛を促進させていきましょう。
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プロペシア
プロペシアはAGA治療で最も普及している治療薬です。 有効成分のフィナステリドを主成分とし、AGAの進行を遅らせる働きがあります。(発毛を促す働きはほぼありませんので、この点をよく注意しましょう!)
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プロペシアのジェネリック(フィナステリド)
フィナステリドはプロペシアのジェネリック医薬品です。ジェネリック医薬品とは、一定期間が過ぎた治療薬を他の医薬品メーカーも作っていいとされた治療薬で、ほとんど同じ成分・効果でありながらも安価に販売されています。(開発費が含まれていないため)プロペシアとほとんど同じ効果を持っており、AGAの進行を食い止める働きが期待できます。
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ザガーロ
ザガーロはAGAの進行を止める効果がある治療薬です。AGAの治療薬として有名なプロペシアも同様の効果を持ちますが、ザガーロはプロペシアよりも強力と言われています。強力というのは、プロペシアよりもホルモンに広く作用することと、血中滞留時間が長いことからそう言われています。
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ザガーロのジェネリック
アボダートやアボルブはザガーロのジェネリック医薬品です。ザガーロのジェネリック医薬品はこの他にもいくつかありますが、アボダートとアボルブが有名で、日本のクリニックでもこの2つが多く扱われています。ザガーロと同じくデュタステリドを主な有効とし、AGAの進行を食い止めます。
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ミノキシジル
ミノキシジルは発毛促進効果のある有効成分です。プロペシアやザガーロはAGAの進行を止める役割であり、それだけでは髪が生える、つまり「発毛」まで期待できません。発毛にはミノキシジルのような発毛促進効果がある治療薬を併用する必要があります。
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ロゲイン
ロゲインは有効成分にミノキシジルを含んだ外用薬です。ミノキシジルは発毛効果がある有効成分です。発毛を期待するのであれば、プロペシアやザガーロと共にミノキシジルを配合した治療薬を使用することが必要です。
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アロビックス
アロビックスは塩化カルプロニウムを有効成分とする外用薬です。塩化カルプロニウムは血行拡張作用があり、血行を促進させて、髪に必要な栄養素を毛乳頭へ運びやすくし発毛を促します。
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育毛 メソセラピー
育毛メソセラピーとは、発毛に必要な成分を頭皮に直接注入する治療法です。効果が高く、短期間で効果が得られる傾向がありますが、その分治療費用も高くなっています。
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HARG 療法
HARG療法は、発毛を促進する成長因子や有効成分を頭皮に注射などで、直接注入する治療法です。毛根に直接有効成分を届けるので、効果が高く、比較的早く効果を得ることができます。(早い人で3か月で効果を実感)
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自毛植毛・人工毛植毛
すでに毛包がなくなってしまっている箇所に、毛を植え込む治療法です。植毛には自毛植毛と人工毛植毛という2つの種類があります。簡単に言うと自分の毛を移してくるか、人工的に作られた毛を植え込むかの違いです。