ミノキシジル

ミノキシジルを簡単にまとめると?

 

AGA治療の鍵をにぎる!

ミノキシジルは発毛促進効果のある有効成分です。
プロペシアやザガーロはAGAの進行を止める役割であり、それだけでは髪が生える、つまり「発毛」まで期待できません。
発毛にはミノキシジルのような発毛促進効果がある治療薬を併用する必要があります。

 

AGA治療を専門としていないクリニックではプロペシアのみの処方が多く、そうしたクリニックではAGAの進行を遅らせることはできても、「発毛」は期待できません。

AGA治療で多くの方が勘違いしているポイントがこの点です。
「発毛」まで期待するのであれば、ミノキシジルを含む治療薬を処方してくれる専門クリニックを選ぶ必要があります。

 

最高ランクのAランクに認定されている

ミノキシジルは日本皮膚科学会が発表している「脱毛治療ガイドライン」において「強く勧める」とされるAランクに認められている成分です。

Aランクに認められているのは数ある有効成分の中でもプロペシアの有効成分のフィナステリドと、ザガーロの有効成分であるデュタステリドの3つだけなので、その効果の高さがわかると思います。

 

内服と外用薬がある

ミノキシジルは治療薬の名前ではなく、有効成分の名前です。
ミノキシジルを含む治療薬は飲むタイプの内服薬と、塗るタイプの外用薬の2つに分かれます。

 

その2つでも効果的だと言われているのが、内服薬です。
ミノキシジルの内服薬は「ミノキシジルタブレット」で、通称「ミノタブ」と一般的に言われています。

 

AGAの専門クリニックではミノタブを処方している場合が多く、ミノキシジルタブレットでなくても、ミノキシジルを含む内服薬を処方しているクリニックが多くなっています。

※ミノキシジルタブレットは日本では正式な認可を受けていないので、服用は信頼できるクリニックの下、自己責任で行ってください。

 

ミノキシジルの外用薬としては、日本では一般医薬品としても販売されている「リアップ」が有名です。

頭皮に塗る形で、成分を毛根に浸透させます。
外用薬は内服よりも効果は劣ると言われていますが、ミノキシジルで発毛促進することには変わりないので、「発毛」において有効であると言えます。

「脱毛治療ガイドライン」でもミノキシジル外用薬はAランクに認定されているほどなので、その効果の程は高くなっています。

 

ミノキシジルの効果

 

血流促進効果

ミノキシジルには発毛促進効果があります。
血管を拡張さえ、血流を良くし、髪に必要な成分を毛根に届けやすくします。

 

髪も身体の一部であるため、髪の成長には栄養素が必要です。
血流が悪くなることで、髪に必要な栄養が届きにくくなり、髪の成長が妨げられます。
よく薄毛に関して頭皮のマッサージが大事だとか、血行促進が大切だと言われるのは、このためです。

 

毛乳頭を刺激

ミノキシジルには、毛乳頭を刺激し止まっていた毛母細胞の働きを活発にする働きもあります。
また毛乳頭細胞を増やす効果も確認されています。

 

ミノキシジルタブレットは認可されていない

「発毛」の鍵をにぎるミノキシジルですが、高い効果があるとお話ししたミノキシジルタブレット(内服)は日本では認可されておらず、製造・販売が禁止されています。
(外用薬は認可されています)

 

その理由は、副作用にあります。
ミノキシジルタブレットはもともとは血圧を低下させる薬です。

そのため、血圧低下によるめまいやふらつきなどを起こすリスクがあります。
また心臓や心臓の筋肉(心筋)に障害をもたらす可能性もあり、重篤な副作用をもたらすリスクを含んでいるためです。

 

しかし、海外からの輸入して処方するという形は可能で、クリニックによって処方しているところもあります。
またミノキシジルタブレットという名前の他にも、「オリジナル治療薬」という名前で、ミノキシジルの成分を含む内服薬を処方しているクリニックもあります。

 

いずれにせよ、服用を希望する場合はリスクをはらんでいることを承知して医師と相談しながら、服用してください。

 

ミノキシジルの外用薬

ミノキシジルの成分を含む外用薬は多数存在します。
市販で売られている「リアップ」もその1つです。

他にも近年リアップの特許が切れたため、後発品が多数発売されており、話題となっています。
最近、育毛剤のCMが多く見られるのはそのためです。

 

国内で発売されているものはミノキシジルの含有量が最大で5%で、それよりも高い含有量の製品を求める場合は海外製品になります。

 

海外製で有名なのがロゲインですが、ロゲインもミノキシジルの含有量が5%なので、それ以上の含有量となるのがフォリックスシリーズです。
フォリックスシリーズはミノキシジル含有量が5%~16%のタイプがあり、含有量の違いもありますが、12%と16%のものにはフィナステリドを含んでいるという違いもあります。

 

ミノキシジルの濃度が高いと高い効果が期待できますが、その分副作用を発症する可能性も高くなります。
十分に気を付けて使用してください。

 

ミノキシジルの副作用

 

血圧の低下、めまい、ふらつき

ミノキシジルは元々は高血圧の方のための血圧を下げる薬でした。
そのため、副作用として血圧低下によるめまいやふらつきがあります。
血圧や心臓に持病がある方は、必ず医師に相談してから服用してください。

 

頭皮のかゆみ、湿疹などの皮膚疾患

主に外用薬にて起こると言われている副作用です。
国内で実施されたリアップX5を使った調査では、副作用の発現率は8.8%で、そのほとんどが皮膚疾患系の副作用だったという報告があります。

中には強烈なかゆみに悩まされたという報告もあるため、症状が出た場合はすぐに使用を中止してください。

 

多毛症

ミノキシジルの発毛効果は頭皮だけではなく、全身に影響します。
特にミノキシジルタブレットの場合はその可能性が高いので、多毛症のリスクがより高くなります。

ミノキシジルは女性でも使用することができるため、女性の場合はデリケートな問題があることから特に注意する必要があるでしょう。

 

初期脱毛

ミノキシジルを含む治療薬を使用し始めてから1か月程度、抜け毛が多くなることがあります。
これは治療薬によって新しく生えてきた髪が、古い髪を押し出すことで起こります。

正常な髪の成長が促されている証拠なので、落ち着いて対処してください。

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