じわじわと来る生え際の後退・・・。
いわゆるM字型の薄毛です。
気になり出した時は、すでに少し症状が進行している状態です。
その状態になってから対策を検討する人も多いでしょう。
もしくは、歳だから仕方ないか・・・と諦めている人はいませんか?
でも、待ってください。
その生え際の後退、止められるかもしれません!
現在の薄毛治療は以前と比べて進化しており、薄毛の原因を根本から改善していくことができます。
このページでは、生え際の後退の原因から対策までご紹介していきますので、希望を持って読んでみてください!
生え際が後退してくる原因は?
生え際の後退は、典型的なAGAの症状です。
AGAとは男性型脱毛症のことです。
AGAは、生え際付近の後退と頭のてっぺん(頭頂部)が薄くなってくるところから始まっていくことが多いです。
ですので、AGAの原因を根本的に改善していかなければいけません。
AGAの原因
AGAの主な原因は男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロン(DHT)の影響です。
DHTが髪の成長信号に変化をもたらし、髪が成長しきる前に抜けるようにしてしまうのです。
なので、特別に不規則な生活やストレスを溜めていたわけでもないのに薄毛になる人がいるのもそのためです。
ホルモンの影響なので、正直言って本人には手の打ちようがないのです。
なぜ生え際から薄くなってくるの?
AGAの原因であるDHTはもともと体内には存在しません。
体内にあるテストステロンという男性ホルモンと5αリダクターゼという酵素が結びつくことでDHTは生まれます。
生え際付近と頭のてっぺん(頭頂部)にはテストステロンと結びつく5αリダクターゼが多いと言われています。
なので、頭部の中でも生え際付近や頭頂部から薄毛になっていく人が多いのです。
薄毛になっていく個人差は、5αリダクターゼの活性度の遺伝や生活習慣にあり、一概に歳を取ったからといって薄毛になるとは限りません。
その他の原因
生え際の後退は男性ホルモンの影響の他にも、次のような要因があると言われています。
血管が少ない
生え際付近は血管が比較的少ない箇所です。
髪の毛の成長には栄養が必要であり、栄養は血流によって運ばれます。
なので、血管が少なければ栄養が運ばれてくる量が少なくなり、薄毛になる可能性が高まるのです。
眼精疲労
目の疲れは血流を滞らせます。
先ほども述べたように、髪の栄養は血液によって運ばれてくるため、血流が悪くなると髪の栄養も運ばれにくくなってしまいます。
慢性的な眼精疲労が、生え際後退の原因となる可能性を持っているのです。
これで生え際の後退を食い止めろ!厳選対処法3選
AGAの治療薬を使用する
これが主な対策法となります。
生え際の後退の原因は先述した通り、AGAによる影響です。
AGAは男性ホルモンにより引き起こされるので、その男性ホルモンに作用する薬を服用することで薄毛は改善します。
代表的な治療薬がプロペシアです。
プロペシアに含まれるフィナステリドという有効成分は、テストステロンをDHTに変化させる5αリダクターゼに作用します。
5αリダクターゼの働きを妨げることで、AGAの原因となるDHTが生まれるのを防ぐのです。
これがAGAの根本的な改善となり、生え際の後退を防ぐことに繋がります。
血流を促進の育毛剤や治療薬を使用する
先ほどのプロペシアを服用する方法は、あくまで「生え際の後退を止める」対策です。
薄毛になってしまった生え際に再び髪を生やすには、プラスαで別の対策が必要です。
それが血流促進の育毛剤や治療薬なのです。
育毛剤には、ミノキシジルという有効成分を含んだものが代表的です。
日本で市販されているものでは、リアップが有名でしょうか。
ミノキシジルは血管を拡張し、血流を促進する効果があります。
血流がよくなった毛根には、髪に必要な栄養が運ばれやすくなり発毛が促進されます。
またミノキシジルは内服薬もあり、AGAの専門クリニックで処方しているところもあります。
このようにプロペシアでAGAの進行をブロックし、ミノキシジルで「生やす」という攻めと守りの対策が最も有効です。
生活習慣の改善
AGAの進行には生活習慣も大きく関わっています。
悪い生活習慣には血流を滞らせる要因となるものがたくさんあります。
睡眠不足、喫煙、飲酒、過度のストレス、運動不足・・・どれも血流を悪くする要因だと聞いたことがあると思います。
また不規則な食生活も髪の成長を妨げます。
髪には栄養が必要であり、その栄養は食事から摂取されます。
髪は主にタンパク質からできているので、髪に必要な栄養素を始めとして、バランスの良い食生活を心がけましょう。