「頭のてっぺんがなんだか薄くなってきた？」
「友達や家族から、なんだか頭のてっぺんが薄くなってるよと言われた」
というように、いつの間にか頭頂部が薄毛になってきてしまい悩んでいる人も多いと思います。
頭のてっぺんが薄くなるのはAGAの典型的な症状のひとつです。
このページでは頭頂部の薄毛の原因と対策について見ていきます。
薄毛にもタイプがある？
薄毛の進み方も人それぞれです。
しかし、どこから薄くなっていくかはある程度パターンがあります。
主にM字型、O字型、U型と言われる3つのパターンが有名です。
・M字型・・・生え際付近から薄くなっていくパターン
・O字型・・・頭のてっぺんから薄くなっていくパターン
・U字型・・・AGAが進み、前頭部～頭頂部が薄くなっているパターン
このようなタイプに分かれますが、どれもAGAが原因で起こる典型的な進行の仕方です。
なので、このページのテーマであるO字型の薄毛もAGAの対策をしていく必要があります。
AGAの原因
AGAは主に男性ホルモンが原因で起こります。
男性ホルモンの中でもジヒドロテストステロン（DHT）というホルモンが、正常な髪の成長サイクルを乱し、髪が太く長くなる前に、髪を抜けさせてしまうのです。
DHTは元々体内には存在しません。
男性らしい身体をつくる役割のテストステロンというホルモンが、5αリダクターゼという還元酵素によって変換されることでDHTは生まれます。
なぜ頭のてっぺんだけ薄くなるの？
では、なぜ頭部の中でも頭のてっぺんだけが薄くなるという現象が起こるのでしょう？
それは、先ほど述べた5αリダクターゼが関係しています。
DHTはテストステロンが5αリダクターゼによって変換されることで生まれるというお話をしました。
その5αリダクターゼは生え際付近と頭のてっぺんに多く存在すると言われています。
なので、テストステロンがその部分でDHTに変換される確率が高く、頭部の中でも局所的に薄毛が進んでいくのです。
頭のてっぺんの薄毛に効く対策3選！
AGAの対策
頭頂部の薄毛は主にAGAによって引き起こされます。
なので、AGAの進行を止めることで薄毛になっていくのをストップすることができます。
AGAの治療は基本的には薬による治療です。
プロペシアという治療薬が最も使用されます。
プロペシアはフィナステリドという有効成分を持つ治療薬で、AGAの原因となるDHTが生成されるのを防ぐ作用があります。
具体的には、DHTが生成される時に働く5αリダクターゼにフィナステリドが作用し、その働きを阻害します。
するとテストステロンはDHTに変換されることもなく、AGAの原因物質が根本的になくなるのです。
血行促進で「発毛」を
AGAの治療にはプロペシアやザガーロという治療薬が用いられますが、それらはAGAの進行を遅らせる治療薬です。
つまり頭のてっぺんが薄くなっていくのをストップする役割です。
「毛を生やす」役割はありません。
なので、薄くなった頭頂部をフサフサの状態に近づけるのであれば、併せて「発毛」の治療をしていかなければいけません。
それが、ミノキシジルなどの血行促進効果がある有効成分による治療です。
髪は栄養を元に成長します。
その栄養は血流によって運ばれるため、血流を促進することで髪が成長に繋がります。
ミノキシジルは、血管拡張作用があり、血流を良くする効果があります。
ミノキシジルは育毛剤や内服薬に使われ、国内の製品ではリアップが有名です。
薄毛の進行を止めるだけでなく「発毛」まで期待するのであれば、ミノキシジルなどの発毛効果のある治療薬を併せて使用していくと良いでしょう。
生活習慣を改善して髪の成長をサポートしましょう
薄毛は生活習慣に深く関わっています。
血行が滞るような生活習慣を改めたり、食生活を改善することで髪の成長が促進されます。
逆に悪い習慣を続けていると髪の成長に良くない影響ばかり与えてしまいます。
喫煙、飲酒、過度のストレスは血流を滞らせてしまうので、改善していきましょう。
運動不足も血流悪化を招きます。運動する習慣をつけて、血の巡りを良くしていきましょう。
髪も身体の一部です。
身体が成長するのに豊富な栄養が必要なように、髪の成長にも栄養が必要です。
偏った食生活を改めて、バランスの取れた食生活を心がけてください。
髪にはタンパク質や亜鉛、ビタミンB群といった栄養素が必要となります。
薄毛の改善のために、積極的に摂取していきましょう。
